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News Letter.40... 



■ 発表会ご報告(アンケート結果より)

【プログラム】

●出演者紹介がありとても見やすく、よかった。
●男の子達の順番と曲目の流れもよかったです。
●おしゃれで見やすかった。
●出演者の写真入りの紹介がついたプログラム、なかなかユニークなものでよかったです。
●生徒さんの顔写真つきのプログラムよかったです。

☆ プログラムは発表会の顔。記念になるし、招待状代わりにもなる大切なアイテムです。B4サイズ特殊紙、写真付の印刷ということでコピー機や家庭用印刷機が受け付けないので担当スタッフは大変苦労をされていたようです(結局印刷屋に依頼)が、限られた時間と予算の中でこだわって作成してくれました。大切に保管下さいね。

【曲 目】

● 知っている曲、知らない曲、入り交じり、興味がわいた。
● 1人1人にあう曲をももこ先生は選ばれたのかなと感じました。(ピアノ教師)
● それぞれの選曲が(勿論、指導のお二人の選定と思いますが)現代的でおもしろかったです。(特に“ねこふんじゃったとバイエル78番”のアレンジなど)
● 大人の方が少し緊張してアガっていたようです。でもお二人とも難曲に取り組んでおられるのに感心しました。伊藤さんのシューベルトの即興曲は私(70歳代男性)の大好きな曲で、いずれこの曲を練習したいと思っているところです。

☆選曲は本当にいつも頭痛の種になる、それだけ重要な事項です。選曲の基準は、

1. なにより旋律、ハーモニーが美しいこと
2. 生徒さんが弾ける能力よりも、ほんの少し難しめの曲を選ぶこと(やはり目標があると、みんな目の色を変えて練習します。こういったイベントを経て急に上手になる生徒さんが多いのも納得がいきます) 
3. 生徒さんが興味を持って弾ける曲であること(選曲のときには数曲を提示して、最終的には生徒さん自身が決定する)
4. あくまでクラシックのコンサートなので、ポピュラーな選曲に偏らないこと
5. 発表会を通していろいろな曲を知ってもらいたいので、普段からアンテナを張っておく

といったところでしょうか。いずれにしても、その人らしい選曲を心がけたいですね。いくら演奏がつたないから、といって大きな生徒さんに童謡やアニメ曲を与えたり、男の子に「乙女の祈り」というのは、気の毒ですし、第一、感情移入が難しいでしょう。日頃からレッスンの中で、生徒さんが今何に興味を持っているか、知っておくことが大切だと思います。

【演奏、演奏順 】

● どの生徒さんもしっかり弾けていた。(ピアノ教師)
● 初心者、男子女子に分かれていてわかりやすかった。
● リハーサルが少々長いと思いました。リハーサルはプログラムの順番で行った方がいいのでは。
● タイトルをつけてグループに分け、めりはりが出たと思います。
● 出演者の皆さん、入退場は全員揃って下を向いていましたので、笑顔で客席に向かって礼をした方が良かったと思います。
● 皆さん全員に共通して
 ・少しもアガらず落ち着いて弾いていたこと
 ・p,f,cresc,dim.などの表現がキチンとできていたこと
 ・曲の流れが良いこと
 ・ミスタッチや弾き直しがないことなどに大変感心しました。
普通、子供さんの発表会ではなかなかこのようには行きません。

☆今回、限られた時間の中でリハーサルはしっかりできた方だと思います。これはとてもラッキーなことです。プロのコンサートでも、リハを十分にする人、しない人、分かれるところですが、可能な限り、私はリハは行った方がいいと思います。照明、小道具、立ち位置、楽器の配置、マイク調節、誘導etc限りなくチェックする項目があるからです。その為必ずプログラム順には流れないことをご了承下さい。

☆大きな舞台で、人前での演奏というのは、だれでも緊張するものです。ピアノだっていつものとは違うし、普段は靴を履いてピアノの前に座っているわけではないですし。その中で、なんとか皆、落ち着いて演奏できた方だと思います。おじぎが早すぎる、座ってすぐ弾き始める、弾き終わってからのおじぎがお粗末ノ.確かにまだまだ課題はありますが、少しずつ余裕を持って出来るようになればいいですね。

【合 奏】

●ベルが良かった。(父)
● 子供たちが一生懸命練習した様子が伝わってきました。
● ピアノ以外の演奏、生徒さんも楽しそうでした。
●ベルを下から上へ全身を使って鳴らす音がおもしろく、動作もかわいい。
● 皆で協力してできていて、とても活気的。(今年はまだ小さかったので参加できなかったが来年はぜひ参加できるようになってほしい)
● 短い練習時間で上手に合奏できて感心しました。
● ねこキャットもいぬドッグも、メンバー全員が全曲を暗譜し、自分の演奏する場所を正確に憶えていて、アンサンブルもよく、感心しました。ハンドベルでは、ベルを鳴らすときの身体の動きが子供さんはさすがに柔らかく、何ともかわいらしかったです。よくあれだけ指導されたものと感心しました。  

☆普段1人で演奏することの多いピアノという楽器奏者に欠けているのはアンサンブル(合奏)の能力だと思います。合奏では決して一人が突出してはいけない、常に相手の音を聞きながらタイミング、音量、音色に気をつけながら演奏していかなくてはいけないのです。合奏はとにかく全員が集まらなければ練習の意味がありません。忙しい生徒さん達の日程をを考えると、練習は3回が限度でした。その中で最大限の練習効果を上げるため、一人一人に音源を準備し、耳から音楽を吸収しておいてもらう、という方法を取りました。それでもなかなか全員の足並みが揃わないので、全体練習の合間に、個人や少人数でも練習をしました。本当にぎりぎりでしたが、なんとか間に合って良かったと思います。 それと共に、生徒さん同志の親睦も合奏の目的と考えます。娯楽の少なかった時代、学年の異なる子供達はとにかく集まって遊んでいました。今は塾やおけいこ事(まぁ、ピアノもおけいこ事の一つに違いはありませんが)で子供たちはとにかく忙しい。今回も、同じ学校の同じ学年なのに、話したこともなかった、という子達が練習を重ねる毎にふざけあったり仲よくなっていく姿を見るのは微笑ましいものでした。

【アナウンス】

● 落ち着いていて、また聞き取りやすかった。
● 名前紹介他のコメントがよかった。
● 曲名と名前だけでなく、曲名や出演者の説明があったりして、初心者にもリラックスして聴けました。

☆発表会で緊張するのはなにも出演者ばかりではありません。友人や家族が出演するというので初めてピアノの発表会を見に来る方も少なくありません。本当はそのお目当ての出演が終わればすぐさま会場を飛び出したいかもしれません。実際、知り合いの発表会に行くと、そのような光景もよく目のあたりにします。でも、少しでも出演者の情報を紹介することによって、知らない演奏者の演奏も興味を持って聴いてもらえるのではないか、と思い今回、アナウンスを多めに構成してみました。

【ヴァイオリン独奏】

● めったに聞くことのできない演奏が聞けました。
● とてもすばらしかったです。ピアノと違う楽器の演奏というのも良かったです。
● 発表会の中に、コンサートに来たようなとても素敵な、貴重な時間でした。
● バイオリンの独奏を子供が聴く機会を持ててよかったと思います。
● 特に、最初の無伴奏(J.S.Bach)が感動的。
● 次回は先生のソロを聴きたいです。
● 「子牛?演奏」「バイオリン独奏」どちらもさすがにすばらしく、感動しました。ピアノ連弾は、お二人のピアノのそれぞれの個性が感じられると同時に、アンサンブルはピタリと決まって爽快でした。バイオリンの音色は低音から高音まで絶妙で、久しぶりに本格的な演奏を聴かせていただきました。

☆ 上野さんの演奏、さすがすばらしかったですね。選曲は、お子様からクラシック愛好家まで楽しんでいただけるよう、選曲してみました。やはりバイオリンにはバイオリンにしかできない表現があるので、とてもいい勉強になったと思います。これを機会に、ぜひプロのコンサートに足を運んでいただきたいと思います。

P.S.子牛?演奏、ソロをリクエストしてくださった方々、ありがとうございます。なかなか、このようなイベントをしようとなると、自分の練習時間を確保できなくなるのが悩みです。発表会が終わった現在、時間的に余裕ができたので、いろいろな曲を猛練習中です(笑)。

P.S.先日、NHKの「スーパーピアノレッスン」でプロコ(フィエフ)のソナタが教材で使われていて、ああいうのを弾いてみたいな、と思ったのですが、きっと聴衆の皆さんはひくんでしょうねぇ?!  

【会 場】

● 広くて良かった。
● ホールはいいけど楽屋との出入りがしにくい感じがしました。準備や子供たちの出入りが大変だった(誘導スタッフ)
● 駅から遠いけどきれいなホールで雰囲気も良かった。
● 広すぎず狭すぎず、ちょうどよかったと思います。
● (座る位置にも寄るのかも知れませんが)会場の温度が暑いように感じました。
● 楽屋の様子もおとなしくて皆感じが良かったと思います。

☆音楽会にとってホールは楽器の一部です。どんなに立派な楽器を使っても、響きの悪いホールではその性能を発揮しきれません。従って、ホール選びは慎重にならざるを得ませんでした。条件は「広すぎず狭すぎず古すぎず、ホールの響きが良く、ピアノのレベルはセミコン以上、楽屋が3部屋以上あり、アクセスが悪くないところでホールスタッフが多少の融通をきかせてくれるところ。」あちこち探しましたが、なかなかこのような条件を全て満たしてくれるところがなく、最後はアクセスの面で電車の方には多少不便をおかけすることになってしまいましたが、ラッキーなことに、人気のキラリを押さえることが出来、良かったと思います。   

【お 花】

●1人ずつの花束になっていても華やかでステージにはえていた。
● お花はいついただいてもうれしいです。
● 明るくきれいでとてもよかった。
●小さな花束になっていて配っていただけて良かったと思います。

☆舞台上の唯一の装飾、お花の配置も悩むところでした。最近は小さな植木鉢を舞台前面に配置する方法も人気があるようですが、ベルやバイオリンで舞台配置換えも多かったので、オーソドックスな1箇所配置にしました。  

【おみやげ】

●とても喜んでいました。
●なにより喜んでいた。日々の生活に役立つものでよかったです。
●記念品、思い出に残ります。大事にしたいです。

☆モノのあふれる今の時代、限られた予算の中で皆さんに喜んでもらえるモノを選ぶというのは本当に難しいものです。園児の生徒さん、学童の生徒さん、大人の生徒さん、スタッフとそれぞれ今日の発表会の思い出になるおみやげになっていれば幸いです。  

【全体評価】

● 本当にすばらしい日でした。なにより子供たちの力が発揮できとても感動しました!!
● あっという間に終わってしまい、とてもいい発表会だったと思います。
● とても良い演奏が聴け、時間もちょうど良く、良かったと思います。
● 良い経験をさせていただいてありがとうございました。とても緊張しましたが、終わってみると楽しかった思い出です。
● 大きな会場での発表会で子供も緊張したと思いますが、大変良い経験になったと思います。
● 全体を通して楽しいプログラムで私自身とても勉強になりました。本番は何が起こるかわかりませんから本当に余裕を持って計画しないとなんですね。今後もすばらしい発表会を開いてください。(裏で起こっていたドラマを見守っていたピアノ教師)
● 先生の連弾も見応えがありました。子供たちの演奏もすばらしかったですし、全体的にメリハリがきいた構成でとても良い発表会だったと思いました。
● いっしょに行った友達の子供(年少)が発表会を聴きに行ってから、ピアノに目覚めたらしく、森のくまさんの「ある〜ひ〜」とドレミの歌の「ド〜はド〜ナツのド」のところだけ弾けるようになったそうです!クリスマスプレゼントはおもちゃのピアノだそうです。
● 子供たちの演奏、合奏、先生方の連弾、ヴァイオリン演奏など、盛りだくさんの内容で、とても楽しむことができました。とても良い思い出になる発表会にしていただき、どうもありがとうございました。

発表会開催日記

4月  そろそろ大きなホールで発表会をと思い、ホール探し始める。
5月  ホール(キラリ)確保
6月  寺子屋用ホール(交流センター)確保
    ベル講習プログラム打ち合わせ
7月  寺子屋でミュージックベル初講習(3日間集中講座)
    ベル鈴フィル(大人のベルグループ)練習
8月  発表会用選曲 
9月  合奏(いぬドッググループ)参加決定
    音源&楽器、楽譜準備
    会場下見 
    打ち合わせ(会場座席配置、照明、借り出し用具、進行確認など)3回 
    ベル鈴フィル練習 
    ゲスト依頼 
    裏方スタッフ依頼 
10月 ベル鈴フィルのメンバーの家族に不幸があり、出演キャンセル 
    急遽子供ベルグループ(ねこキャット)立ち上げ 
    出演者定まらず、プログラムの変更を重ねる 
    連弾選曲 
11月 ねこキャット&いぬドッグ 週末集中練習(全3回)個別練習数回
    ねこキャット衣装決定 
    プログラム用写真撮影 
    プログラムレイアウト依頼 用紙決定 印刷方法で問題 入稿 
    参加者人数確定後、記念品等購入 
    花注文(参加者別に4種) 
    バイオリン伴奏合わせ(1回)
    スタッフ当日詳細進行表作成  
    撮影ビデオ2台に決定、機材レンタル 
    連弾合わせ(5回)
    招待状送付 
    アナウンス原稿作成 
    発表会終了後..DVD編集(2週間)
    写真ロゴレイアウト 焼き増し 
    発表会反省会のための準備 

感 想

 とにかく、表ではなんとか大きな事件もなく無事終わってほっとしています。裏では出番の子が舞台袖に来ない(楽屋で漫画を読んでリラックス中)とか、出番でないのにふらふらと舞台に出ようとしてみたり、舞台袖で出待ちをしていた合奏の子供たちがなにやら隅に固まっていてどうしたのかと思ったら、合奏に使う楽器が真っ二つに……今となっては笑えるネタをたくさん残してくれました。

 私事ですが、普段伴奏をしているコーラスの初コンサートがちょうど発表会の1週間前にあり、そちらも手を抜けない状態だったので、正直なところ、時間的、体力的にはきついものがあったのですが、なんとかそれも予想以上の出来で、コーラスメンバーの皆さんの清々しい笑顔を見たら、1週間後の発表会も、なんとかなりそうな気がしました。

 そして迎えた発表会当日。子供たちや出演者、聴きに来てくださった聴衆の皆さん、スタッフの方々、本当に本当に全員の協力があったからこそ、あんなにすばらしい発表会になったのですね。

 美術とは異なる時間芸術(音楽)の宿命、一期一会。出演者はもちろん、演奏も聴衆もスタッフもまったく同じメンバーということは2度とありません。消しゴムややり直しがきかない1度きり。もちろん、映像として残ってはいますが、あの生のライブ感、熱気までは残せません。これは今開催中のオリンピックと似ていますよね。本番のほんの数秒、数分のためにがんばる。毎日、毎週、毎年.。そして、発表会を迎えるまでには皆、それぞれにドラマがありました。

 生徒さん本人より、先生より、熱くなってお家で特訓してくださる保護者の方々、どうしてもうまく弾けなくてくやしい思いをしていたのが、ある日急に思い通りの音楽が自分の指先から聞こえてきて大喜びする生徒さん、選曲に悩んで立ち止まりそうになる生徒さん、秋は仕事や学校のイベントで忙しいなか、なんとかレッスンや練習の時間をひねりだす生徒さんetc

 おかげで当日は皆、ひとり残らずよくがんばったと思います。一度も間違えない演奏や、止まらない演奏がいい演奏とは限りません。生徒さん一人一人が音、リズム、楽譜に書いてあるそれぞれの記号をひとつひとつ理解し、何度も何度も練習し、音楽に作り上げていく過程、それを間近で見ていた私やご家族の皆さんには1小節ごと、1フレーズごとが感動でした。

 この感動を忘れずに、また明日から一歩一歩、がんばりましょうね。



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